2019-01-01から1年間の記事一覧

シュール可愛い世界

ねこのおもちゃ絵: 国芳一門の猫絵図鑑 ねこのおもちゃ絵: 国芳一門...の他のレビューをみる» 長井 裕子 小学館 すごく良い本買いました! おもちゃ絵とは、江戸~明治期に流行した、主に子ども向けの浮世絵です。「○○尽くし」みたいな、図鑑を兼ねたような…

国語辞典は道しるべ

ことばハンター (ポプラ社ノンフィクション) ことばハンター (ポプラ社ノ...の他のレビューをみる» 飯間 浩明 ポプラ社 私も飯間さんと同じように、子どもの頃は、日本語のことはなんでも知ってるえらい先生が国語辞典を作っているとおもっていた(しかも私…

心に音を

リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ リマ・トゥジュ・リマ・トゥ...の他のレビューをみる» こまつ あやこ 講談社 こんなすんばらしい本が1年も前に出ていたなんて、全然気がついていなくて不覚でした。 「リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ」…

[focus]

[Focus] [Focus]の他のレビューをみる» Array --- はじめは映画好きな友だちに誘われて、なにかの映画祭みたいなイベントで初めて観た。たしか渋谷で、私たちは高校生だった。ちょっとしたトラウマになって、それ以来浅野忠信がずっとこわい。 その何年か後…

この瞬間はわたしのもの

カッコーの歌 カッコーの歌の他のレビューをみる» フランシス・ハーディング 東京創元社 『嘘の木』がとてもよかったので、ぜひぜひ読みたいと期待を込めて読み始めたら、これが『嘘の木』以上の面白さ&私の好みど真ん中でしたー! 以下、ちょっぴりネタバ…

岩井俊二とスワロウテイル

スワロウテイル [DVD] スワロウテイル [DVD]の他のレビューをみる» 岩井俊二 ポニーキャニオン 私はもうすぐ40さいになるんですけど、人生の半分くらいまできたから、そのせいなのかなんなのか、この1年くらい、若い頃に夢中だったものをもう一度見てみたい…

大人になって読む『きらきらひかる』

きらきらひかる (新潮文庫) きらきらひかる (新潮文庫)の他のレビューをみる» 江國 香織 新潮社 江國香織『きらきらひかる』は、高校生の私にとって、お酒を飲むように、ちょっと背伸びして読む大人の小説だった。 夫婦の話を読む、というだけでもじゅうぶん…

久々の舞城王太郎

私はあなたの瞳の林檎 私はあなたの瞳の林檎の他のレビューをみる» 舞城 王太郎 講談社 久しぶりに舞城王太郎氏。デビュー作からずっと大好きだけど、いくつになっても新作を見つけるとワクワクします♡ 『短篇五芒星』くらいから、粗かった部分がそぎ落とさ…

永い言い訳

『永い言い訳』という小説は、私がここ数年の間に読んだなかでベスト3に入るくらいのお気に入りで、その少しあとに映画化を知って楽しみにしていたのですが、観る機会のないままあっというまに3年経ってしまった...けど、先日やっと映画を観ることができま…

チワンのにしき

チワンのにしき―中国民話 (おはなし創作えほん 21) チワンのにしき―中国民話 (お...の他のレビューをみる» 君島 久子 ポプラ社 チワン族はベトナムとの国境付近に多く住んでいる中国の原住民族。チワンの女性たちが織る錦は、中国四大名錦のうちのひとつと言…

やかまし村で

やかまし村の子どもたち (岩波少年文庫(128)) やかまし村の子どもたち (岩...の他のレビューをみる» アストリッド・リンドグレーン 岩波書店 やかまし村には3軒しか家がなくって、家のある場所から北屋敷、中屋敷、南屋敷と呼ばれてる。やかまし村に住む子ど…

バーナード・ウェーバーのこと

バーナード・ウェーバーはアメリカ出身1924-2013年。あの「ライフ」誌のデザインを経て、1961年から絵本制作へ。 大好きな絵本作家です。絵本としては少し長めなので、団体での読み聞かせには向かないかもしれないけど、面白いので長さはあまり気になりませ…

幽霊を見たいのなら、見せてあげる

の他のレビューをみる» --- --- まことしやかに広がる嘘は、人がどこかでそう信じたいと思っていることの表出でもあるようで、いつだって人間とは切り離せないものみたい。 そのようすが、こんなふうに書いてある。 嘘は炎に似ていることをフェイスは知った…

年初め

↑ はじめて見る生 結浜♡ 年が明けてすぐ、家族で旅行に行ってきました。 大阪城に行き、USJに行き、アドベンチャーランドに行き、そして最後は清水寺まで行ってきました。スマホの歩数計のカウントがどんどん上がっていき、私は痩せたはずなのに痩せてない(…