2018-01-01から1年間の記事一覧

くるわ。また。何度でも。

100万分の1回のねこ (講談社文庫) 100万分の1回のねこ (講談社...の他のレビューをみる» 江國 香織,岩瀬 成子,くどう なおこ,井上 荒野,角田 光代,町田 康,今江 祥智,唯野 未歩子,山田 詠美,綿矢 りさ,川上 弘美,広瀬 弦,谷川 俊太郎 講談社 図書館ですてき…

きせつが4つでよかったね

1年生の朝読書の時間におじゃまして、今年のおはなしはこれにて語りおさめ! 10月から毎週なにかしら語っていたので、ようやく落ち着いてほっとできます。 最近は、高学年のクラスに行ったときにはこちらを読んでいました。 食べ物も大切だけど、心が豊かな…

岡崎裕美さんのこと

私が人生で初めて「こんな大人になりたい!」とおもった人は岡崎裕美さんという人で、そのとき私は小学校の1年生か2年生だった。当時少年少女合唱団に入っていたのだけど、その合唱団は少し変わっててテレビの世界に繋がりが深くて、合唱もするけどソロで歌…

異質なもののいとおしさ

トミ・ウンゲラーと絵本: その人生と作品 トミ・ウンゲラーと絵本: そ...の他のレビューをみる» 今田 由香 玉川大学出版部 私にとってはずっとトミー・ウンゲラーだったのですが。 ウンゲラーの生い立ちから、絵本における表現の分析まで、ウンゲラー愛にあ…

イケナイコトカイその他

以前、大森靖子さんのことを初めて知った衝撃でこんな記事を書いたことがありましたが、あの後たくさんの作品を聴きまくって、すっかり大森靖子さんのファンになりました! すでに充分認められているとても有名な方だったのに、不勉強なまま書いてしまってち…

記憶の小瓶

記憶の小瓶 記憶の小瓶の他のレビューをみる» 高楼 方子 クレヨンハウス 高殿方子(たかどのほうこ)さんの子ども時代を書いたエッセイ集。 高殿方子さんは、小学校低学年の頃のムスメが「絶対どれも面白い!」と、完全に信頼しきっていた作家さんです。私も…

「可愛い」を獲得するための戦い

私はキリンジとか、フジファブリックとかが好きだし、古くはカジヒデキとかも好きだったのですが、大森靖子さんの「マジックミラー」をはじめて聴いたときから、すごいぎゅっと胸をつかまれて。 どちらかというと整った音が好きなほうだから、まだ大森さんの…

ド・レミの子守歌

ド・レミの子守歌 (中公文庫) ド・レミの子守歌 (中公文庫)の他のレビューをみる» 平野 レミ 中央公論新社 私は唱のおかげでずいぶん勉強をした。人間的にもうんと成長したような気がする。あんなにわがままだった私から、わがままがとれて、今まで持ち合わ…

12人の優しい日本人

ひさびさにオットと映画鑑賞会。(不定期開催) きょうはずっと観たかった『12人の優しい日本人』を観ました。 おー。こんな感じだったっけ。 10代のときに観たときは、超面白い!なんてすごい映画(脚本)なんだ!ておもったんだけど。 もう27年も前の作品…

万引き家族

https://goo.gl/images/dx9DCt 是枝監督の映画は好きでいくつか観ています。明るく前向きな気持ちになるものではないけれど、静かに問題提起をしてくれて、観終わって時間が経ったあとも、繰り返し問いかけてくる。話題のこちらもそんな映画でした。 「万引…

娚の一生

とにかく可愛らしいほっこり映画でした。ぼそぼそした喋り方や、ゆったりとした時間の流れ...いかにも邦画って感じで。つぐみの暮らす古い家の様子とか、素朴だけどおいしそうな食事、自然いっぱいの風景もとても綺麗。いいなあ、好きです。 そしてこの2時間…

死の泉

面白かった...。 最近またたて続けに『伯林蝋人形館』『薔薇密室』とこれを読んでいたのですが、今まで読んだ皆川作品のなかでも一二を争う面白さかも。本のなかに本があるという形式になっていて、最初はへーおもしろーいくらいで読んでいたのが、だんだん…

セッションとラ・ラ・ランド

在宅のお仕事も今週は届かなくて、ロングバケーション中の私は、ここぞとばかりにちょこちょこ映画を観ているのですが。 今週は友だちが「とにかくこわかった」と言っていた「セッション」を観ました。 うん、こわい。こわいね、ずっとずっと変なドキドキが…

おやつ

おからとメープルシロップのケーキ。 砂糖は使わず、メープルシロップとドライフルーツのみの甘さと、おからの満腹感で、乳腺にやさしいと言われてたケーキなのでした。気が狂いそうだった授乳中に唯一食べることを自分にゆるしてたスイーツで、罪悪感なく食…

梅仕事

今日はなにも予定がなかったので、雨だし、朝からずーっと梅(と杏)しごとしてました。梅をいっぱい洗って、杏の皮をいっぱいむいて、梅干しと梅シロップを仕込んで、杏のジャム作り。 学校休んで家にいたムスメ1が手伝ってくれました。 杏の山がみるみる減…

shishamo4

ムスメが興味あるというので、遅ればせながら聴きました。 なんとなく、aikoっぽい声と曲の若い女の子バンドがいる、というのは知ってたんだけど。 やっぱりめっちゃaikoですね。声も若いし微妙に違うのだけど、パラレルワールドのaikoというか。別バージョ…

グレイテスト・ショーマン

いまさらですが、小さな劇場でやっていたので観てきました! ミュージカル映画は好きなほうだし、予告編見てなんかステキだったし、絶対好きな映画な気がする、と思ってた。けど、なんだろうかこのモヤモヤ感は...。 歌で物語を強引に進めるのは構わなかった…

かがみの孤城

鏡の向こうに広がるお城と、そこに集められた7人の中学生たち。それぞれ孤独を抱えた彼らが、願いの叶う鍵を探すという目的を超えて、だんだんと仲間のなかに居場所を見つけるようになる。 ファンタジーがあまり得意でない私は、はじめなかなかこの設定が受…

劇場

一読後、はぁ~やっぱりこの人の文章好きだなぁぁー、才能の塊!って、うっとりしまして。 けどひと晩経ってよくよく振り返ってみると、ほんとどーしようもないクズ人間による精神的DVの話ですね...。女の子が良い子すぎるし永くんたら酷すぎるよ...。 永野…

のび太の宝島

http://doraeiga.com/2018/ 下校の40分後にはスクリーンの前に! 春休み目前でウキウキなムスメたちと、ムスメのお友だちも一緒に観てきました。 ひとことでいうと。 残念だったの...(´・ω・`) 史上最高の動員数と聞いてたので、ちょっと期待しすぎだったの…

森へ行きましょう

何通りもあったかもしれない、おんなのひとの人生についての物語。 胎児の時代から60代まで、留津とルツの人生が交互にすすんでいくのだけど、さりげなく「るつ」や「流津」も紛れ込んでいて、本当は何通りあったかわからない「ルツ」さんの人生。 どの道を…

ゴッホの耳

なぜゴーギャンがゴッホの恋人だと思い込んでいたのだろう恥ずかしすぎる...。ゴッホの絵はよく知っているのに、あまりにもゴッホのことを知らなかったので、ゴッホのことを知りたいなーと思って手に取った本でした。が、実際に読んでみたら、ゴッホについて…

ぼくのお姉さん

障害をもつ子どもと、障害のない子どもをめぐる短編集。基本図書ですが、恥ずかしながら未読でした。 障害児教育にかかわっていた芳賀哲さんが、すごく現実に近いことがよく書いてあって感心した、と先日の講演でお話されていたので手に取りました。これが現…

バッタを倒しにアフリカへ

ついに読みました。 触りすぎてバッタアレルギーになってもなおバッタが好きすぎて、一人前のバッタ博士になるため、単身モーリタニアに乗り込んだバッタ大好きお兄さんの書。ファーブルに憧れていた男の子が、バッタへの情熱ひとつで成り上がっていく一代記…

ノーム芳賀さん

ノーム芳賀さんというかたのお話を聞きに勉強会へ。 敬愛する先輩が、絶対におすすめだから!と誘ってくださったのでした。 本当に楽しくて、あっというまの2時間! 簡単な玩具の作り方も教えてもらって、いくつか作ってみたり。単純な材料で簡単なのに、本…

BUTTER

はー、すっごく面白かったです。こんなに盛りだくさんだとは。 同時に複数の男性を籠絡して、贅沢な暮らしをブログで公開した挙句、男性を殺害して逮捕されている、実在の女性のような人物が登場する。 ついつい、その、実在の女性のことを改めてググってし…